漢字・文字の表記について | 小説の書き方講座

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漢字・文字の表記について

数字だけではなく、文字や記号にも表記の基準があります。

■1■小説本文は縦書きが原則
■2■漢字の使用範囲は原則として「常用漢字」および「人名用漢字」(新字体)などを使用すること。
■3■固有名詞・慣用句・熟語等では「常用漢字」以外のものが出て来る場合が多いが、これはそのまま使用して良い。

 

<例> 一攫千金の「攫(かく)」は常用漢字ではありません。 <例> 熾烈な戦いの「熾(し)」は常用漢字ではありません。

 

常用漢字は国で定められたもので、数年に一度、新しい漢字が加わります。2010年度は「嵐」を含む100近い単語が新しく収録されました。普段、頻繁に使用しているのに、まだまだ常用漢字ではないものが多いです。だからと言って、小説を書く際、これらの漢字を使ってはいけないわけではありません。ただ、難しすぎて誰も読めないような漢字を多様するのはお勧めしない…というだけです。

 

■4■送り仮名、「ら」抜き言葉については充分に気をつけること。辞書必須。
パソコンの変換機能を使うと、送り仮名は自然と出てきますが、例えばこんなふうに、二種類の使い道があるものもあります。

 

<例>

@ 春香と話をする。
A 春香と話し合いをする。

 

「話」は場合によって送り仮名がつくので、変換機能を使っても「話しをする」になる場合があります。

 

<例>

@ このパンは食べれる。
A このパンは食べられる。

 

「ら」抜き言葉は口語に多いです。普段使っている言葉遣いをそのまま文章にしてしまうと、思わぬ間違いになってしまうことも……。仮にも私たちは作家を目指す身であり、ライター、文章や文字で勝負する人間なわけですから、こういった初歩的な間違いは恥ずかしいですよね。

 

■5■「ある」(動詞)・「ない」(形容詞)や、接続詞・感動詞・助動詞・助詞・連体詞・副詞・形容名詞・代名詞・補助用語などは、原則「かな書き」となります。

 

<例>

そんなこと、あるわけが無い。(×)  〜あるわけがない。(○)
そこに椅子は無かった。(×)  〜なかった。(○)
お金が有る。(×)  〜ある。(○)

 

■6■「」(カギカッコ)は会話・引用文に使用する。
『』(二重カギ)は書名・作品名・あるいは会話などのカギカッコの中に入れる文がある場合に使用する。(ヒゲカッコ)・≪≫(二重ヤマカギ)・<>(ヤマカギ)は、「」『』以外で言葉・単語を強調したいときなどに使う。※使用する際は、使用方法を小説中で統一することが原則。

 

■7■「か」「ヶ」「ヵ」の扱いについて
数詞に「か」がはいるときはカタカナを小さく使う。

 

<例> 数ヶ月 3ヵ所

 

固有名詞・普通名詞で「か」が入るときは元の表記に従う。

 

<例> ひばりが丘(地名)  ひばりヶ丘(駅名)

 

小説を書く際は、以上のことに気をつけましょう。

 

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