応募する先の新人賞には、必ず応募要項が定められています | 小説の書き方講座

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応募する先の新人賞には、必ず応募要項が定められています

原稿用紙の使い方

原稿用紙,応募原稿

様々な新人賞の応募要項を読んで、がっかりする初心者さんがいます。
「手書き原稿不可。ワープロ原稿にてご応募ください」って書いてあるんですが、私は「ワープロ」を持っていません。どうしたら良いですか?
……と、言うのです(かわいいですね・微笑)。

 

一般的にワープロ原稿というのは、パソコンで書いて紙に印刷した原稿のことを言います。代表的なソフトとして、皆さんのパソコンの多くには「ワード」が入っていますよね。ワードの<ページ設定>にて、応募規定にある文字数、行数を設定し、まずは横書きで執筆していきます。完成したらまた<ページ設定>にて<縦書きにする>を選択すれば、簡単に規定通りの原稿に仕上がるわけです。

 

文字数と行数の意味が分かりません。

……と、言う中学生の方もいらっしゃったので、ここであえてご説明致しますが、文字数とは原稿用紙の縦一行に入る文字数のことです。行数とは、1ページ全体の行数のこと。30文字で40行という規定があれば、縦に30文字打ち、それを40行で1ページとする、ということ。あとは規定枚数以内に物語を書けば良いのです。

 

章が変わったりする時は、どうすればいい?

章が変わるときには、紙を1枚使って、それに章タイトルを書き、次のページから本文を書き始めれば良いのでしょうか?
……と、言う質問もありましたので、同じくご説明致します。章が変わる場合は、「ああ、ここで章が変わるのだな」と分かる程度で良いのです。応募原稿は本ではありません。わざわざ紙を1枚使って物語を区切る必要はないのです。第一章が終わったら、3〜4行程度空けてから第二章「章タイトル」を書き、また数行空けて本文を書き始めます。それで充分なのです。

 

原稿用紙の1枚目には、作品のタイトルや名前を書くのですか?

これは、応募要項をしっかり読み、「本文1ページ目には必ず作品のタイトルと名前を書いてください」とある場合のみ書きます。ない場合は、1行目にプロローグと書いても、第一章と書いても、突然本文を始めても構いません。

 

概要、あらすじなどの書き方が分かりません。

あらすじ、概要は、このサイトで言うと<シノプシス>のことを意味します。しかし、このあらすじの書き方で最初の選考を行う新人賞もあると聞きます。あらすじに大切なのは「いつ、誰が、何をして、どうなった」と流れをきちんと書くことです。例え作品がミステリーであっても、タネあかしや結末をきちんと書かなくてはいけません。間違っても最後を「結末はいかに!」や「○○は○○するのだが……」などの言葉で、内容を濁さないこと。オチまでしっかり書くことが大切です。

 

キーボードを打つのが遅いので、手書き原稿にしたいのですが、違反でしょうか?

決して違反ではありませんが、オススメはしません。原稿と言う物は、会社で言うなら「正式書類」と同じ扱いなので、当然ボールペンで書かなければなりません(シャープペン・鉛筆字では、誰でも内容を故意に変更することが出来てしまうため、著作権を守るためにも禁止されています)。字を間違えた時は修正テープを使いますが、あまり修正が多いと見栄えが悪いですよね。それに文字には誰でも「クセ」というものがあるものです。自分ではきちんと綺麗に書いているつもりでも、他人にとってはとても読みにくいものだったりします。手書き原稿OKと言っているところもまだあるようですが、基本的にはワープロ原稿が好ましいでしょう。

 

原稿用紙の綴じ方!分かりやすいと大人気のコンテンツです

大抵の新人賞の応募要項には……

大抵「左上にページ数を書く」「右上を紐で綴じる」と書かれています。ページ数は手書きでも良いので、きちんと順番が分かるように1枚ずつ番号を入れましょう。綴じ方は以下の通りです。

 

■ その1 ■
原稿用紙,応募原稿

■ まずは原稿用紙に穴を空けます。専用の大きな穴あけパンチなど、大抵は持っていないと思うので(しかも3000円以上する高価なもの)、通常の二つ穴が空くタイプのパンチを使います。

 

■ 穴あけパンチの片側だけを使って、原稿用紙を10枚ぐらいずつ束ね、右上の適当な場所に紙を置いたら、マジックでその位置に印をつけます。次から紙の位置を合わせ、だいたい同じ場所に穴が空くようにするためです。

 

■ 全部に穴をあけ終わったら、順番を確認してから紐を通します。<綴じ紐>は文房具店で販売されています。100均にも売ってます。店員さんに尋ねて購入しておきましょう。

 

■ その2 ■
原稿用紙,応募原稿

■ 紐を通したら、次に通した紐の先をもう一度同じ穴に通して、ぐるっと一周させます。
最初に紐を入れるときは、前から後ろへ向けていれること。最終的に蝶結びを前でするので、その時のために前から入れます。

 

※ちなみに、結ぶ紐なら何でも良いのでは?と考えて、すずらんテープや手芸用の糸や紐、リボンなどを代用する人もいるようですが、
正式な場へ提出するものですから、出来るだけ黒い<綴じ紐>を購入して使用してください。それほど金額が高いものでもありませんし、
数本入っているので、その後の応募にも利用できます。

 

■ その3 ■
原稿用紙,応募原稿

■ 一周させた紐を穴の横へ持ってきて、再び穴へ通します。

 

※縦に2回、横に2回巻くため、同じ穴に何度も紐を通すことになります。

 

■ その4 ■

 

原稿用紙,応募原稿

■ さらにもう一周、横向きに穴へ通します。穴の横に紐が二重に巻かれていればOKです。

 

■ その5 ■

 

原稿用紙,応募原稿

■ 最終的には、紐の尻尾と、先を原稿用紙の穴の部分で蝶々結びにすれば完成です。とにかく、上に二回、横に二回紐が巻いてあれば良いので、順番はどうでも構いません。

 

※応募した原稿用紙は、例えば最終選考まで残ったとすると、各選考員の元へコピーして送られます。
つまり、紐で綴じたり、ダブルクリップで原稿を留めるのは、コピーしやすいようにという配慮。
また、原稿用紙にはナンバーを付けることが基本です。原稿用紙の左上には必ず番号を書いてください。
小説の始まりを1ページとするのではなく、タイトルや概要が書いてあるページも全部含めて、一番上になるページから順番に番号をつけます。

 

■ ダブルクリップでとめる場合 ■
原稿用紙,応募原稿

■ 応募の際に「ダブルクリップで右上を綴じる」とあったら、図のようなダブルクリップを文房具店から購入し、原稿用紙の右上をとめてください。大きなお店なら1個ずつ購入出来ますが、小さなお店では数個入ったものしかないでしょう。大きさも色々あるので、原稿用紙を綴じれるぐらいの、ちょうど良い大きさのものを選びましょう。

 

黒だけでなく、ダブルクリップには様々なカラーバリエーションがありますが、特別「黒」という規定はないので、
赤でも黄色でも、好きな色を選んで大丈夫です。ダブルクリップの色が悪いから、選考から外すということはありません!

 

封筒の書き方
■ おもて ■
応募 封筒

■ 応募先の郵便番号と住所を書きます。

 

■ 応募要項の応募先にある「宛て先」を二行になっても良いのではっきりと書きます。「〜係」がついている場合、必ずその「係」までを書き、最後に必ず「御中(おんちゅう)」をつけます。

 

■ 封筒の左下には、「この書類が何であるのかを明らかにする」ために、必ず赤いマジックで「応募原稿在中」と書きましょう。封筒の宛名は原稿を入れる前に行ってください!原稿を入れてからマジックを使うと、原稿用紙にインクがにじんでしまうものがあります(裏移りしないマジックなら問題ありません)。

 

■ うら ■

■ あなたの家の郵便番号と、住所、名前(本名)を必ず書いてください。

 

■ 左下には、中に入っている作品のタイトルを明記します。

 

■ 郵便局に直接出しに行く場合は恥ずかしいかもしれませんが、作品のタイトルを明記するのは常識です。必ず行いましょう。

 

■ 封筒の閉じ口は、のりでくっつけるだけでは心配なので、ガムテープを貼っても構いません。その際は、どこか一箇所だけを留めるのではなく、端から端まで幅広くしっかり留めましょう。ただし、細いセロハンテープだけは使用しないでください。中身の原稿は重いので、封筒を逆さまにした際、セロハンテープではすぐに剥がれて中身が飛び出してしまいます。注意してください。