起承転結を使わないストーリー作りのコツ・4 | 小説の書き方講座

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起承転結を使わないストーリー作りのコツ・4

いよいよプロット作成の段階に入ります

シノプシスを考えたら、ようやく「プロット」作成に入ります。
プロットとは、筋・構想。陰謀・策略。物語を企て、たくらみ、構想を練り上げることを言います。
ストーリー構成の効果を最大限に発揮できるよう配置・構成する作業ですね。
まずは出来上がったシノプシスに、<小説の書き方・モチーフについて>で考えた、「書きたいこと・書きたいもの」をどう組み込んで行くか考えましょう。

 

ただしここで、これだけは言っておきます。
考えた出来事全てを盛り込もうなんてことは、絶対に考えないでください。
採用されるものがあれば、ボツになるものもあります。ボツになったものは、別の作品や次回作で使えば良いのですから、自分の「ネタ」として大事にとっておくと良いと思います。
あれも書きたい、これも書きたい…と、本当にたくさんの発想があると思いますが、一つの作品に詰め込みすぎると、説明だらけで実際の内容がほとんど書かれていない、からっぽの物語になってしまう恐れがあるので充分に注意してください。

 

 また、新人賞に応募する作品というものは1話完結が鉄則。

 

これから書こうとしている物語に、使えそうなモチーフだけを選び、シノプシスのどの部分にどのような形で盛り込んでいくのか考えましょう。さらに「この場面とこの場面をつなげるには、新たにこんな場面が必要だ」というものも出てきます。要するにつじつま合わせですね。
ですが、たった一つのモチーフ(書きたい場面)を書きたいがために、長々とした場面展開を新たにむりやり作成することはしないでください。
その場面が物語りの進行上、どうしても必要なものであれば、多少長くなっても盛り込むべきですが、

 

単なるあなたの独断と偏見と、こだわりだけで入れたいだけの、

自己満足にすぎない場面の挿入はほどほどにしましょう。

 

また、このプロットこそが、新人賞へ応募する際に提出することになる「あらすじ」「概要」となります。応募の際、このあらすじにも規定の枚数というものが存在しますが、今はまず、枚数を気にせずにあらすじを書いてみてください。

例えば、第17回電撃小説大賞で、大賞を受賞した「シロクロネクロ」

あらすじは、このように公開されています。

 

「オレは死ぬ前に一度くらい、女の子とえっちしてみたかったんだよおおおおおおおおおおおッ!!!!!!!」

 

ちょっと……というか死ぬほどえっちな高校二年生・不二由真(ふじゆうま)は、不慮の死から強い未練を糧にゾンビとして蘇った。

 

彼を蘇らせたのは、善い屍霊術師(ネクロマンサー)・シロネクロの美少女・高峰雪路(たかみねゆきじ)──彼女は父から受け継いだ秘宝“死者の書(ネクロノミコン)”を悪い屍霊術師・クロネクロに狙われ、由真が巻き込まれ死んでしまったことを教える。そして雪路は、ゾンビとなった由真を守るために「一緒に暮らしなさい」と命じるのだった。

 

「女の子との共同生活=脱・童貞!!」と喜ぶ由真だが、性的欲望を楔に復活しているため「欲望を満たす=即・成仏!!」と知って悶絶する。雪路はそんな由真を元の人間に戻そうと父の親友・八尾(やお)の助言を仰ぐ。

 

秘宝“死者の書”を巡り、クロネクロとのバイオレンスアクションな日々が続く一方で、シロネクロの名門・アクセルロッド家の令嬢で可愛い少女ソファイアが仲間に加わる。可愛い女の子に囲まれバラ色の日々、のはずが大波乱が訪れ――!?

 

こちらのページから抜粋しました ⇒ 「シロクロネクロ」

 

歴代の受賞作のあらすじを見て、研究してみるのもいいですね! ⇒ 電撃大賞

 

注意点

参考までに申し上げておきますが、実際に応募するあらすじというものには、物語の要点を的確に入れ、結末も、推理のタネあかしもすべて書きます。シロクロネクロのあらすじの最後が「大波乱が訪れ――!?」となっており、内容が濁されていますが、これは、これから書籍を販売するにあたって、ネタバレしないように加工してあるのであって、作者が応募したあらすじの内容がそのまま公開されているわけではありません。
応募の際には「主人公の運命やいかに!」や「主人公は意外な方法で解決する!」など、内容を濁すような書き方はしないよう気をつけましょう。あくまでも、書き方の参考として、上記サイトをご覧くださいませ。

 

このプロット(あらすじ)が完成すれば、あともうひといきです。
プロットは構成を「企てる・たくらむ」ことだと、一番最初に言いました。
思う存分、たくらんでください(笑)。最後はさらに<メタ・プロットの作成>に入ります。

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