訪問者さまよりいただいた質問・作家になりたいことに関するQ&Aです。 | 小説の書き方講座

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訪問者さまよりいただいた質問・作家になりたいことに関するQ&Aです。

作家になりたいという事を親に言うべきかどうか悩んでいます

中学生の方からの質問でした。自分の気持ちを正直に話したい! という、純粋さはとても良いと思います。
しかし<やっぱり気になる作家の年収>で、作家になった場合の実際の収入や印税、生活の苦しさなどについて詳しく解説していますが、不安定で、かつ「書き続けて、人気がでなければ食べていけない職業」に対して「世間の目」というものはとても冷たい(現実的)です。
おそらくあなたがいくら「物語を書くことへの熱い胸の内」を声を大にして必死に訴えたところで、「はい、分かりました。良いですよ」という親御さんは、おそらくいないでしょう。

 

なので!! ここは戦略的に行きましょう!!

 

まず親御さんには、あくまでも「趣味」として小説を書いていることを話します。
「自分は今、小説(物語)を書くことにとてもハマっている。好きで好きでしょうがない。勉強は決しておろそかにしないから、小説を書いたり、腕試しにちょっとした賞に応募したりしても良いだろうか?」。
あなたが小説への情熱を熱く語れば、最初は口うるさく言われるかもしれませんが、結局最後には「まぁ、趣味ならいいんじゃない?」と8割がた言ってくれるでしょう。ただしここで二つの事をきっと念押しされると思います。

 

■ 「絶対に、勉強をおろそかにしない。成績が下がったら小説を書くのは中止すること」
■ 「いくら好きだからと言って、作家になる! なんて事は言い出さないこと」

 

この時は大人しく「分かった」と言って、それらの条件を飲んでください。そして実際、成績は下がらないよう気をつけます。まして、大学の文芸学部を目指すのであれば(本格的に文章について学ぶためと、万が一、作家になれなかった場合、出版社関係など文芸に関係する企業に就職することを考えて)、小説と勉強の両方を頑張らなければいけない…という事は本気で覚悟してください。
そして、目指す賞への応募を視野に入れた執筆活動を堂々と行います。

 

そこでもし、学生のうちに入賞して「作家」という道が開けたら……?

これまでと同じように「勉強しながら小説も書く」というスタイルで、学生でありつつ作家としても活動したいことを親御さんに相談します。ここでもやはり「勉強しながら」と言うのがポイントです。
これまで「趣味」として書いてきたのと同じように、作家活動をするだけだと言えば、「せっかく才能が認められたのだし、勉強に支障をきたさないのであれば、小説を書いても良いだろう」と、そこそこ「能力」を認めてくれるようになるでしょう。
そして、実際に小説が売れて、食べていくのに困らないだけの収入を得られるようになったら、始めてこう言うのです。

 

「私、本格的に作家をやりたい!」

 

そしてさらに、こう続けましょう。

 

「もしも途中でダメになったら、普通に就職するから安心して。少しでも作家としての業績があれば、その後の就職にも有利になると思うから」

 

親を説得する時に必要なのは、情熱ではありません。

親を安心させてあげることです。

 

■ 何の保障も付かないような職業について、きちんと生活していけるのかしら?
■ 小説が書けなくなったからと言って、それを苦に酷く悩んだりしないかしら?
■ 深く落ち込んで精神的な病にかかったりしないかしら?
■ 生活が苦しいからと言って、犯罪に手をそめるようなことはないかしら?
■ 騙されたりしないかしら?
■ 作家で食べていけなくなった時、他に就職先なんて見つかるのかしら?
……などなど。
親は常に様々なことを心配しています。だから「反対」するのです。
小説は書きたい。賞に応募して挑戦もしたい。けれど将来の就職のことも考えて、きちんと勉強もします…という姿勢を見せることが大切だと思います。
もしも、それでも小説を書くこと自体を「反対」するような親御さんであれば、こっそりと執筆し、こっそりと応募を繰り返し、こっそりと作家を目指すしかないでしょうけれど…。
うまく事が運ぶことをお祈り致します。

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