起承転結を使わないストーリー作りのコツ・3 | 小説の書き方講座

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起承転結を使わないストーリー作りのコツ・3

シノプシスを考えよう!

さぁ、ストーリーの骨組みを作りましょう。
「ストーリーの骨組み」のことを、業界ではシノプシスと言います。シノプシスは非常にシンプルな筋立てのことを表し、良く耳にするストーリーの概要・プロットを簡単に要約したもののことです。
まぁ、難しいものではありませんので、手早く作成してしまいましょうか。
シノプシスを作成するのに必要なのは、三つの要素I・D・Cです。

 

I=導入部 … どんな世界でどんな主人公が何をしようとしているのか

 

D=展開部 … どんなことになっていくのか

 

C=終結部 … 最終的にはどうなるのか

 

まずは、この三つを考えましょう。

 

例えばこのような形式で良いのです。

I=半年に一度、各地で大量の生贄を必要とするルベスター教に制圧された世界。そこで崇められている“神”の正体がおぞましい“邪神”であると知ったアルマ(主人公)は、異教徒として教会から命を狙われることになる。世界中に真実を知らせる為、本物の“神”の存在を求めて村を飛び出す。

 

D=「この世に神などいない」と、自ら異教徒として公言し、教会から指名手配されつつも、各地で人助けをしながら旅をしているバクスに出会う。彼と行動をともにすることにより、改めて教会が行っている所業の残忍さと、理不尽な規則などを目の当たりにし、自分が探している“本物の神”とは一体どんなものなのか考えつつ、ルベスター教の教祖・ルベスタル=カーダに立ち向かう決意をする。

 

C=バクスの導きにより、神について深く考えさせられたアルマは、神とは決して一つの形あるものではなく、大勢の人の心に宿っている平和への願いそのものなのだと結論づける。世界をルベスター教の魔の手から解き放つため、バクスとともにルベスタル=カーダを倒すが、そこでバクスが古代神・バクラシスであることを知る。二人は神についての正しい知識を広め、まだまだ根強く残っているルベスター教会を“清めて”歩こうと約束し、再び旅立つ。

 

ここで決めるのは、あくまでも表面的な流れだけです。

 

■ 何故世界はルベスター教に支配されることになったの?
■ アルマはどうやって、邪神の存在を知ったの?
■ 何故、命を狙われると知りつつ、真実を世界に広めようなんて考えたの?
……などなど、導入部だけでも、たくさんの疑問が出てきますよね?

 

人間が行動を起こすには、そこにはその原因となるべき感情が伴うはずだ

――と、<モチーフ>で散々言ってきましたから、当然、例にあげたストーリーの主人公・アルマにも、内面的な事情と外的要因があって、村を出ることを決めたのです。
ですがそれら詳しい事情を考え、

 

“骨に肉を付けていく作業”は

 

次の段階です。

 

骨組みがしっかりしていなければ、肉も筋も神経すら通すことが出来ません。自分がどんなものを書きたいかは、テーマ&メッセージの段階ですでに考えているはずです。世界も創造してあります。キャラも存在しています。

 

あとは、それらを繋げてゆくだけですよ!

 

さぁ、貴方だけのオリジナルなシノプシスを仕上げてくださいね! それができたら、いよいよ次はプロットの作成に入ります。

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